日産自動車の無資格検査問題で、またもや問題発覚。
前回の問題が明らかになった後も無資格検査を続けていたとして
ニュースなどで報道されましたね。
新たに3万4000台がリコールとなるようなので、
リコール対象車種や、全車両出荷停止による影響を調べてみました。
また、どんな検査内容だったのかも気になるのでこちらも調べてみました。
日産の無資格検査問題とリコールの対象車種は?
この問題は、日産自動車にて、
先月に一度無資格の作業員が検査を行っていたことが発覚し
116万台のリコールを発表しましたが、
それにも関わらず、その後も無資格の検査員が検査を行っていたということです。
問題発覚以降も無資格検査が続いていたのは、神奈川、栃木、福岡にある4つの工場。
一度の間違いならともかく、二度も続くとなると、
信頼を完全に失ってしまったのではないでしょうか・・
ひとつの工場でもあってはならないのに、
4つの工場で続いていたとうことは、計画的なものなのでしょうね。。
前回の116万台のリコールでは、
当事者の日産だけでなく、
OEM供給するいすゞ、スズキ、マツダ、三菱の一部車両も対象となるようですので
かなり大きな問題となりそうです。
あたらに発覚した3万4000台の対象車種についは以下の情報がでていますが、
新たな検査不正の対象は、新型「リーフ」や「エクストレイル」など約3万4000台(2017年9月20日ー10月18日製造)に上る見込みで、このうち登録済みの約4000台をリコール(回収・無償修理)する予定。
116万台と合わせると全車種が対象ということになってしまいます。
すべてのリコールの対象車種と台数の概算は以下の通りです。
全123型式、38車種、約116万台
▼日産
ノート…35万台、セレナ…28万4000台、シルフィ…1万3000台、NV350キャラバン…6万400台、バラメディック(救急車)…200台、エルグランド…2万5000台、ジューク…2万7000台、アトラス…9900台、NV200バネット・NV200…3万台、GT-R…2000台、エクストレイル…16万9000台、スカイライン…1万351台、シビリアン…1400台、ウイングロード…1万1110台、NV150AD・AD・AD EXPERT…4万5500台、ムラーノ…230台、ティアナ…1万5000台、フーガ…9000台、シーマ…1000台、キューブ3万1500台、フェアレディZ…2030台、リーフ…3万8050台、マーチ…4万9000台、ラティオ…9000台、e-NV200…2000台。
▼いすゞ コモ…920台、エルフ…113台
▼スズキ ランディ…4300台
▼マツダ ファミリアバン…5060台
▼三菱自動車 デリカバン…800台、デリカD:3…400台、ランサーカーゴ…2500台、
プラウディア…160台、ふそうキャンター…850台
日産の無資格検査問題 全車両出荷停止の影響
今回の問題に伴い、日産は国内の全6工場で
国内向けの車両の出荷を停止するとしたようです。
再発防止対策を講じて確認作業を実施し、
2週間をめどに生産や出荷を再開する見通しとのことです。
2週間の出荷停止はどれほどの影響が出るものなのでしょうか?
日産の車の購入を検討している人が離れていく可能性はあるので、
これから購入を検討する消費者についてはそれほど影響はないのかもしれません。
日産の無資格検査の内容は?
今回の無資格検査の問題では、
車両製造の最終である完成検査工程で一部不備があったとされています。
完成検査では、そんな内容をチェックするのでしょうか?
完成車検査とは?
車体組立工程で車は完成しますが、工場にはそのあとにもうひとつ重要な工程が残されています。
それが完成車検査です。
工場で製造された自動車は販売前、道路運送車両法に基づき、メーカーが指定した検査員がハンドルの利き方やライトの点灯状況など、安全面の基準を測定装置や目視でチェックする「完成検査」を行う必要があります。組立工程から出来上がった車は、この工程で1台ずつ丁寧に検査されます。それに合格して初めて出荷されることが許されています。
とあります。
中には、走行に関する検査もあり、
適切にスピードが出るか、ブレーキは効くか、スピードメーターは正確かなどをチェックします。
これらは、安全性にかかわることなので、
資格のない検査員が検査をしていたとなるとちょっと心配ですね。
日産の今後の対応が注目されますね。
一刻も早く信用をとりもどせるよう、適切な対応を取ってもらいたいところです。
最近のコメント