最近新しく発見された新種の真菌「カンジダ・アウリス」(通称・日本カビ)の感染症が、
世界的流行しているという記事がありましたね。
真菌の一種であるカンジタは、これまで日本でもよく聞く菌でしたが、
今回新しく発見された菌は、耐性を持っているそうで治療薬が効かないそうですね。
日本での感染はまだ確認されていませんが、人を介して日本に持ち込まれる可能性も否めません。
そこで、対処法や感染予防についてまとめてみました。
新種の真菌「カンジタ・アウリス」
新種の真菌、カンジタアウリスという菌は、2009年に日本で初めて確認されました。
そのことから、「日本カビ」という名前もついている菌。
その菌による感染症が、新型カンジタ症と呼ばれています。
去年の2016年にもこの感染症が話題となり、
新型カンジタ症での死者も出ています。
真菌(日本カビ)が世界的流行 日本は大丈夫?
10月8日に報道された記事によると、
米国で今年122例(昨年7例)の感染が報告され、死者も多く出ているとのことです。
英国でも8月までに200例以上の感染が確認されています。
日本から広がったのではなく、もともと各国に同種のカビがあったとみられています。
まだ、日本での発症例は出ていないようですが、
コロンビア、インド、イスラエル、ケニア、クウェート、パキスタン、
南アフリカ、韓国、ベネズエラと多くの国で確認されています。
海外から人を介して持ち込まれる可能性は十分にありますね。
感染予防の知識を身に着けることや、対策を取っておく必要があります。
感染経路は?
どんな経路で感染するのかは、はっきりとしたことはまだ解明されていないようです。
可能性としてあるのは、
医療施設が汚染されていてその中で真菌に接触したか、
あるいは人から人へ感染した可能性もあります。
ハッキリとした感染経路を解明するにはまだまだ時間が必要です。
また、これまで馴染みのあるカンジタであれば、
もともと皮膚、口の中や食道、気管などの粘膜に住み着いているものです
普段は、色々な菌が均衡を保ち体を守ってくれているものですが、
免疫力が弱まっている時には体の深部に侵入してしまい、感染症が発症してしまいます。
今回の新型カンジタが、単なる耐性をもったカンジタ菌なのかはまだ分かりませんが、
そうである場合はもう身の回りに存在していることになりますので少し怖いですね。
対処法や感染予防について
新型の真菌であるカンジダアウリスに感染しやすいのは、
外科治療を受けたばかりの人、糖尿病患者、何らかの疾患の治療のため広範囲に抗生物質、抗真菌剤を使用した者、中心カテーテル使用者などいう情報があります。
しかし、人と人での感染も否定できませんので、
まずは免疫力を高めておく必要があります。
免疫力が弱まっている状態では菌に対抗することが出来ないので、
睡眠を充分にとる
バランスの良い食生活を心掛ける
疲れやストレスをためない
発酵食品を摂って腸内環境を整える
手洗いうがいをかかさない
適度な運動を心掛ける
といった身近なところから気を付けていってはいかがでしょうか。
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