反射炉(はんしゃろ)とは?歴史や仕組み、何に使われるのかを解説!

みなさん、反射炉とは何かご存じでしょうか?

今や国内では2基しか存在しないそうですが、

そんな反射炉をテレビ番組「鉄腕ダッシュ」のダッシュ島という企画の中で

一から作っていました。

そこで反射炉というものを初めて知った訳ですが、

反射炉って何?何に使われるの?どんな仕組みになってるの?と気になりましたので

調べてみることにしました。

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反射炉とは?

反射炉とは、読んで字のごとく、炉(ろ)の一種であり、

火を燃やしたり、香などをたいたりする設備や器具の総称。

ものを加熱・溶解・焼却する場所や装置として使用されます。

写真のように背の高いトンネルがあるのが特徴ですね。

反射炉の歴史

反射炉は、日本には現在2基しか残っていないといわれていますが、

昔はどんな目的で使用されていたのでしょう?

江戸時代後期、軍事力強化の一環として導入

江戸時代後期、日本近海に外国船が増加し欧米列強に対する危機感が高まり、

幕府や一部の藩は西洋式の溶解炉、反射炉を導入します。

最初に操業に成功したのは佐賀藩と言われています。

反射炉で何を作っていた?

反射炉では、銑鉄(せんてつ・砂鉄や鉄鉱石から作った粗製の鉄で、不純物を多く含む)を溶かして、

優良な鉄の生産が行われていました。

溶かした鉄は、鋳型に流し込んで大砲などに加工されました。

日本で唯一、実用可能な反射炉として現存している韮山反射炉では、

元治元年(1864)に幕府直営反射炉としての役割を終えるまでに、

鉄製18ポンドカノン砲や青銅製野戦砲などの西洋式大砲が鋳造されたそうです。

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反射炉(はんしゃろ)の仕組みとは?

銑鉄を溶かすためには千数百度の高温が必要ですが、

反射炉の中は溶解室の天井部分が浅いドーム形となっており、

そこに炎や熱を反射させ、銑鉄に集中させることでその高温を実現する構造となっています。

そこから、反射炉という名前が付けられました。

 

反射炉はなぜそんなに背が高い?

反射炉はとても背が高いのが特徴ですが、

その理由は、高い煙突を利用して大量の空気を反射炉内に送り込むため。

大量の空気を入れることて、燃焼を促進させて、中の温度を上げていたのですね。

鉄腕ダッシュでも反射炉が登場!

TOKIOのザ・鉄腕ダッシュで、ダッシュ島に反射炉を作っていました。

今となっては古い技術で、人手と時間と労力をかけて

かなり大変な作業でしたが、

作っていく様子が細かく紹介されていたので、

当時の作り方などとても参考になりました。

まだ、9月24日の放送では完成はしていないようなので、

次回の放送でも反射炉について放送されると思います。

興味のある方は見てみてください!

 

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