最近では、「2分の1成人式」というものを行う小学校が多くなっていますね。
主に関東の小学校で行われるいるようですが、私はこの「2分の1成人式」なるものをやったことがありませんでしたし、聞いたこともなかったので、初めて聞いたときはなんのことかさっぱりわかりませんでした。
今では小学校の行事として定着しつつある「2分の1成人式」ですが、主にどんな事をするのでしょうか?
その内容と目的(ねらい)を調べてみました。
目次
「2分の1成人式」って何?
2分の1成人式とは、ふつうの成人式の2分の1、つまり20歳の半分の10歳で行う祝い事です。
10歳まで無事に育ってくれたことを祝い、これまで育ててくれた両親に感謝する、
10歳という節目を迎えて、夢や目標などを再認識する
という機会でもあります。
小学4年生が対象で、成人式と同じ1月などの3学期に開かれることが多いようです。
「2分の1成人式」ではどんなことをするの?
「2分の1成人式」の主なイベントは、
- 親への感謝の気持ちを手紙にして読み上げる
- 将来の夢や10歳の決意の発表
- 親から子供にメッセージを送る
- 子供たちの合唱など
- 2分の1成人証書の授与
私の子供も小学生で、今年にこの2分の1成人式の行事がありました。
学校からの連絡で、親から子供へのメッセージを書きました。
普段、手紙を書くということに慣れていないと、いざ書くとなったときとても大変です^^;
子供にばれないようにと気を使いながら、夜中に1時間以上かかってやっと書き終えたのを覚えています。笑
親から子への手紙でどんなことを書けばよいかわからない人へ
何を書いてよいかわからないという人は、
自分の人生の経緯のようなものを書いてあげてもよいと思います。
これからどんな人生を送るか、夢は何だろうと考え始める時期でもありますが、
多くの選択肢や、こんな生き方もあるんだなという一つの例のようなものを示してあげるだけで
子供は安心するものです。
立派なことを書く必要はないし、親の生き様をそのまま見せるというのも良いかと思います。
また、普段話していることでも、紙に書いて読んでもらうとまたその解釈度が違ってくるものですので、手紙に書くことは本当に何でもよいと思います。
「2分の1成人式」の目的やねらいとは?
どうしてこの「2分の1成人式」が行われるようになったのでしょうか。
実はこの2分の1成人世紀は、学習指導要領に明記された活動ではなく、あくまでも学校の自主的なイベントという位置づけのようです。
それにも関わらず、実施する学校が全国的に急速に広がっているのです。
「自分を支えてくれる家族や先生に感謝しながらこれまでの自分を振り返り、
将来に対して希望を持つため」という理由からこの行事を行うところもあるようです。
本当に必要?問題点は?
役1200人を対象にしたあるインターネット調査では、
2分の1成人式に「とても満足」「まあ満足」が合わせて約9割に上り、
「夫婦で涙した」「家族の絆が強まった」といった感想が寄せられたそうです。
親への「感謝の言葉」の発表などが「感動する」と評価されているようです。
一方で、家族関係に問題がある子どもや家族に不幸があった子供など、
場合によってはとってつらい体験になることもあり、配慮を求める声も出ています。
最後に
2分の1成人式について、その目的や内容をご紹介してきました。
これからもこの行事は行われていく中で、賛否両論あることでしょう。
私が思うに、
10歳を祝うというのは、各家庭が行えばよいのではと思います。
10歳の誕生日には、ケーキを買ってお祝いしますよね。
うちでも、「これで二けたになったね~」とお祝いし、自分が10歳の時のことを話したり、これからの目標なんかを聞いたりしました。
共働きが普通になり、こういう親と子の時間がなかなか取りづらくなっている昨今だからこそ、学校でこのような行事が行われるようになったという感じもします。
しかし、家庭で子供と接する時間をとって、将来の夢を話し合ったり、子供への感謝・親への感謝を伝え合うという機会を作る努力をしてくべきだと、私は思います。
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