東京都知事の小池百合子知事が「時差ビズ」なるものを提唱していますね。
これは、朝の通勤電車の緩和を目的としたものらしいのですが、果たしてその効果は期待できるのでしょうか?
詳しい内容やメリットやデメリットなどを考えてみました。
時差ビズとは?
「時差ビズ」なるものを東京都が発表しましたね。この「時差ビズ」とは何か?
これは、東京都が始めた運動で、朝の通勤電車の混雑緩和が目的。
企業に対し、時差通勤やテレワーク(在宅勤務など)の導入を推進していくという運動です。
「クールビズ」や「ウォームビズ」という環境に配慮した指針が浸透してきましたが、今度は「時差ビズ」ですか~(笑)
これは環境への配慮ということではなさそうで、快適な通勤や働く意欲の向上につなげるのが狙いだということだそうです。
オリンピックが開催される2020年までこの運動を続けるとありましたので、オリンピック開催に向けて、懸念材料の一つである交通の混雑の緩和が最終的な目的だと思われます。
それと、あとは東京都のアピールに過ぎませんね。
小池氏は昨年7月の知事選で「満員電車ゼロ」を公約に掲げていたそうなので、間違いなくその一環でしょう!
効果は本当に期待できるのか?
公約に掲げた以上、取り組まなければ!という考えはあるのでしょう・・
しかし私は、この運動で通勤ラッシュが緩和するとは到底思えませんね。。
この運動に賛同して実際に実施する企業がどのくらいあるのでしょうか?
通勤時差をずらすという点では、お客さん相手の店舗などは開店時間も決まっているし、なかなな効果が表れるほどの人が出勤時間をずらせるわけはないと思います。
ただ、世の中の傾向としては、在宅ワークは増えていくでしょうね。
パソコンさえあればどこでも出来ちゃう仕事というのはありますし、企業に属さずフリーランスとして働く人は増えてきています。
でも、私はですね、根本的な解決策にはなっていないと思います~
なぜなら、その根本的な原因には、都市集中型の社会があるからだと・・そう思いませんか?
アメリカなんかでは、企業の本社はいろんな地方に散らばっています。(もちろんその中でも集中している場所はありますが)
田舎のような街に大企業の本社があるとか。
そこを日本も見習わないといけないと思いますね。
メリット・デメリットは?
メリットとしては
・満員電車がなくなり、快適に電車利用ができる
・移動のストレスがないことで、活力が増して会社での生産性が上がる
・在宅ワークが増えると、育児や介護と仕事の両立がしやすい
・通勤時間の無駄が省け、効率よく仕事ができる
などのメリットが考えられますね。
デメリットは、早く出勤した人は、単に就労時間が伸びてしまうだけ・・というケースも出てくると考えられます。
結局のところ、この時差ビズはビジネスマンの間での話しの「ネタ」で終わる可能性が高いと思っているのは私だけでしょうか!?
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